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LoLのビジョンスコアとは何か、JP1 ソロランクの実データから集計したロール別(サポート・ジャングル・ソロレーン・ADC)・ランク帯別の1分あたり中央値を掲載。1分あたりで見る理由、ワードを置いているのにスコアが低い原因、戦績JSONでの診断方法まで。

CHAMPION LENS
スレッシュ
リー・シン
アーリ
ジンクス
シェンビジョンはサポートの仕事と思われがちです。しかし、ガンクを避ける、オブジェクトへ先に触る、安全にサイドを押すといった判断には全ロールの視界が関わります。
ただし、スコアだけを増やすことが目的ではありません。ここでは計算の考え方とロール別の実測値を押さえながら、必要な場所へ必要な時間に置けたかを振り返ります。
ビジョンスコアは試合が長いほど自然に増えるため、1分あたり(ビジョンスコア ÷ 試合時間の分)で見るのがいちばん公平です。
下表は JP1 ソロランクの実測値で、ロール×ティアの「1分あたりビジョンスコア」の中央値です。合計値に換算するなら、1分あたりの値に試合時間(分)を掛けてください(30分の試合なら ×30)。
| ロール | アイアン | ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | エメラルド | ダイヤモンド | マスター以上 | n |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トップ | 0.78 | 0.79 | 0.77 | 0.87 | 0.82 | 0.83 | 0.83 | 0.87 | 682 |
| ジャングル | 0.88 | 0.89 | 0.92 | 0.98 | 1.07 | 0.95 | 0.99 | 1.06 | 681 |
| ミッド | 0.66 | 0.67 | 0.78 | 0.77 | 0.77 | 0.77 | 0.78 | 0.81 | 690 |
| ADC | 0.56 | 0.52 | 0.55 | 0.62 | 0.73 | 0.59 | 0.64 | 0.71 | 679 |
| サポート | 2.17 | 2.35 | 2.44 | 2.74 | 2.56 | 2.71 | 2.87 | 3.00 | 681 |
n=640試合(3,413人分)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・JP1 ソロランク・20分以上の試合・中央値
参考に、実測で最も低いロール・ティアの下位 25% 点でも 0.40(ADC・アイアン) でした。これを下回る試合が続くなら、視界にほぼ参加できていないサインです。ランク帯ごとの他指標(CS/分・KP・デス数)とあわせた目標は ランク帯別の目標スタッツにまとめています。
ビジョンスコアは、おおまかに以下の要素から積み上がります。Riot は内部の正確な係数を公開していないため、ここでは「何が増えれば伸びるか」という方向性で押さえます。
設置したワードがマップ上で視界を提供し続けた時間
敵ワードの破壊(相手の視界を奪った貢献)
コントロールワードが生存していた時間
重要なのは 「ワードを置いた」だけではスコアは伸びない こと。開幕にステルスワードを 4 つ置いても、すべてが 1 分以内に壊されれば貢献はほぼ 0 です。
逆に、ドラゴンピット付近に置いたコントロールワードが数分間生き残れば、それだけで大きく加算されます。つまりビジョンスコアは「置いた数」より「生き残った視界の量」の指標です。
40分の長期戦なら、平凡な動きでも合計値は大きくなります。逆に20分で終わった圧勝試合では、良い動きでも合計は小さく見えます。
合計値だけで「前の試合より下がった」と判断すると、試合時間の違いを実力の変化と取り違えます。試合をまたいで比べるときは、必ず試合時間で割ってから比べましょう。
実測のサポートの1分あたりビジョンスコアの中央値は、アイアン 2.17、ブロンズ 2.35、シルバー 2.44、ゴールド 2.74、プラチナ 2.56、エメラルド 2.71、ダイヤモンド 2.87、マスター以上 3.00。30分試合の合計に換算するなら、この値に 30 を掛けたあたりが「同じティアの真ん中」です。
ワードの動き方も実測で確かめられます。サポートのコントロールワード購入数の中央値は 8.0(アイアン)〜12.0(マスター以上)、ワード破壊数の中央値は 6.0(アイアン)〜8.0(プラチナ)(いずれも1試合あたり、ティア別の中央値の範囲)。
サポートの目標は、まず自分のティアの中央値(購入数・破壊数)を超えること。「毎試合コントロールワード 5 個以上、ワード破壊 8 個以上」という従来よく言われる目安は、上の実測の中央値と並べて自分のティアでどの位置に来るかを見てから使ってください。
プロサポートが実際にどのくらい置き、どのくらい壊しているかは Keria の実データ(視界・ワード・キル関与率)で、試合IDつきで確認できる。
実測のジャングルの1分あたり中央値は 0.88(アイアン)〜1.07(プラチナ)(ティア別の中央値の範囲)。ガンク前に対面側のジャングル入口にワードを置く、ドラゴン・バロン前にコントロールワードを置く、敵側ジャングルのワードを破壊する ── この 3 つの基本動作が習慣化していれば自然と中央値を超えてくる。
特に重要なのは 「ガンク前のワード」。敵ジャングルが見えないままレーンに侵入すると、カウンターガンクで死ぬか、敵に逃げられやすい。
ガンク前のワードをいつ置くかは、ルート設計とセットで考えるもの。 ジャングルパス入門で、試合データから自分のジャングルを評価する手順をまとめている。
多くのプレイヤーが見落とすが、ソロレーナーにも視界の仕事はある。実測の1分あたり中央値はトップ 0.77(シルバー)〜0.87(ゴールド)、ミッド 0.66(アイアン)〜0.81(マスター以上)(ティア別の中央値の範囲)で、サポートより低いがゼロではない。特にミッドは中央位置の特性上、サイドへのプレッシャーをかけるためにリバーワードを置く責任がある。
ソロレーナーの目標:
サイドリバーに 6〜10 個のステルスワード
最低 1 個のコントロールワード(タワーダイブ前後)
敵ワード破壊 3〜5 個
ADC は最も「ワードを置かないロール」になりがち。実測の1分あたり中央値は 0.52(ブロンズ)〜0.73(プラチナ)(ティア別の中央値の範囲)。相棒のサポートに依存しすぎないことが大事で、まず自分のティアの中央値を超えることを目標にする。
ワードは安全な立ち位置を作るためのものでもある。視界と立ち位置の関係は ADC ポジショニング:KDA が隠す事実で扱っている。
特に重要:
ボットレーンブッシュへのワード(敵ジャングル接近)
ドラゴン前ピットのコントロールワード
後半の集団戦前、自分の足元にコントロールワード
すぐ壊される場所に置いている:敵がスイープしやすい定番位置ばかりだと、視界の生存時間が伸びない。
トリンケットが溜まったまま:チャージを抱えたまま歩いている時間は、そのまま失われたスコア。
コントロールワードを買っていない:長く生き残りやすいコントロールワードは、スコアへの寄与が大きい。
敵ワードを壊していない:相手の視界を奪う動きもスコアになる。中盤以降はスイーパー(オラクルレンズ)への切り替えも検討する。
オブジェクトの 90 秒前: ドラゴン・バロンが沸く前にコントロールワードを置く。30 秒前では遅い。
リコール直前: ベースに戻る前にレーン周辺のブッシュにワード。次にレーンに戻ってきたとき安全。
敵ジャングルの位置不明時: 自分のレーンを押している間、必ずリバーワードを置いてから前進。
LoL2LLM がエクスポートする JSON の vision には、score(ビジョンスコア)・wards_placed(設置数)・wards_killed(破壊数)・ctrl_bought(コントロールワード購入数)の4項目が入っています。
スコア単体より、4項目の組み合わせで見ると原因が分かります。
| パターン | 考えられる原因 |
|---|---|
| 設置数は多いがスコアが低い | ワードがすぐ壊されている/意味の薄い場所に置いている |
| 破壊数が 0〜1 | 相手の視界を放置している。スイープの習慣がない |
| コントロールワード購入が 0 | 全ロール共通の赤信号。リコールごとに1個が最安の改善策 |
| 設置数も破壊数も少ない | トリンケットの使い忘れ。まずはチャージを溜めないことから |
各フィールドの意味は JSON フィールド完全ガイド、ビジョン以外の指標との読み合わせは 試合スタッツの読み方で解説しています。「ビジョンスコア」「コントロールワード」などの用語は 用語集も参照してください。
ビジョンスコアの自己評価は、JSON に十分なデータがある。推奨プロンプト:
私のロール・ランク帯のビジョンスコア中央値(1分あたり)と比較して、ワード配置・破壊・コントロールワードのうちどれが最も不足していたか教えてください。
設置したワードが視界を提供した時間、敵ワードの破壊、コントロールワードの生存時間などから積み上がる指標です。ワードを置いただけでは伸びず、すぐ壊されれば貢献はほぼゼロになります。長く生存した視界ほど大きく加算されます。
JP1 ソロランク(パッチ 16.20、n=640試合)の実測では、1分あたりビジョンスコアの中央値はサポート 2.17(アイアン)〜3.00(マスター以上)、ジャングル 0.88(アイアン)〜1.07(プラチナ)、トップ 0.77(シルバー)〜0.87(ゴールド)、ミッド 0.66(アイアン)〜0.81(マスター以上)、ADC 0.52(ブロンズ)〜0.73(プラチナ)(ティア別の中央値の範囲)です。30分試合の合計に換算するなら、1分あたりの値に30を掛けてください。
試合が長いほど合計値は自然に増えるためです。40分の試合と20分の試合を合計値で比べると、試合時間の違いを実力差と取り違えます。ビジョンスコアを試合時間(分)で割ってから比べるのが公平です。
主な原因は、すぐ壊される場所に置いている、トリンケットのチャージを溜めたままにしている、コントロールワードを買っていない、敵ワードを壊していない、の4つです。設置数より、視界が生き残った時間と相手の視界を奪った量がスコアを左右します。
タイミングの3ルールが基本です。ドラゴン・バロンの90秒前にコントロールワードを置く、リコール直前にレーン周辺のブッシュへワードを置く、敵ジャングルの位置が不明なときはリバーワードを置いてから前進する。加えて敵ワードの破壊もスコアに直結します。
置くべきです。実測でもソロレーンの1分あたりビジョンスコアの中央値はトップ 0.77(シルバー)〜0.87(ゴールド)、ミッド 0.66(アイアン)〜0.81(マスター以上) あり、ゼロではありません。目安はサイドリバーへのステルスワード6〜10個、コントロールワード最低1個、敵ワード破壊3〜5個です。ガンク回避やオブジェクトの先取りは全ロールの視界に関わります。
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