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KR と JP1 のソロランクを同じパッチ 16.20 で実測し、ティア別・ロール別にデス・KDA・キル関与率・DPM・CS/分・視界スコアの中央値を比較。マスター未満の KR はデスと DPM が多くキル関与率が低い一方、CS/分と視界スコアはほぼ同じ。集計条件と読むときの注意も明記。

CHAMPION LENS
アジール
リー・シン
ルシアン
ノーチラス
レネクトン「韓国サーバーはレベルが高い」とよく言われる。では、同じティア名の中で見たとき、1試合の数字は日本サーバーとどれくらい違うのだろうか。
この記事では、KR(韓国)と JP1(日本)のソロランクを同じパッチ 16.20・同じ条件で Riot 公式 API から集計し、ティア別・ロール別にデス・KDA・キル関与率・DPM・CS/分・視界スコアの中央値を並べて比べる。表と本文の数値はすべて集計スクリプトの出力で、手で書いた目安は1つもない。
先に断っておくと、これは「同じティア名のプレイヤーが試合の中でどう振る舞っているか」の比較であって、「KR のゴールドは JP1 のゴールドより強いか」を測るものではない。ティア名が同じでも実力の絶対水準が同じとは限らず、それはこのデータでは分からない。
デス(全ロールの中央値): アイアン〜プラチナで KR のほうが +1.0〜+2.0 多い。エメラルド以上は差がない。
キル関与率: ブロンズ〜エメラルドで KR のほうが低い(差 −7.0pt〜−2.6pt)。
DPM: アイアン〜エメラルドで KR のほうが高い(+44〜+78)が、マスター以上では逆に −22。
KDA: アイアン〜ダイヤモンドで KR のほうがわずかに低く(−0.25〜−0.05)、マスター以上では +0.42 と高い。
CS/分: 全ティアで差は −0.34〜+0.12 の範囲に収まり、ほぼ同じ。
視界スコア/分: 差は −0.11〜+0.11。マスター以上だけ KR が高い。
つまり、ティアを揃えると「ファームが上手い」「ワードを置く」といった基礎の部分に地域差はほとんど無く、違うのはマスター未満では KR の試合のほうがキルとデスの両方が多い、つまり荒れているという点だ。
対象: ランクソロ(queue 420)、パッチ 16.20、20分以上の試合、リメイク除外。KR は KR ソロランク(パッチ 16.20、n=4,357試合)、JP1 は JP1 ソロランク(パッチ 16.20、n=640試合)。取得日はどちらも 2026年10月20日(UTC)。
ティアの帰属: 取得時点のランクで決めている。JP1 はラダーの対応表で試合の参加者全員を各自のティアに帰属(1試合から最大10人分)、KR はラダーが巨大で対応表が効かないため、抽出したシード本人の行だけを本人のティアに帰属(1試合から原則1人分)。
サンプルの読み方: KR の n(人分)は JP1 より多いが、1人あたり平均約4行で人数は 1,008人、JP1 は 2,551人。同じ n でも KR の実効サンプルは小さいと考えてほしい。
中央値の差は「典型的な試合」の差で、個人差(四分位の幅)のほうがずっと大きい。1試合の数字をこの差で説明しようとしないこと。
期間は1パッチ分(約2週間)。メタや時期で変わりうるので、数字は「パッチ 16.20 時点」として読む。
全ロールをまとめた、1試合あたりのデス数の中央値。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 8.0 | 551 | 6.0 | 447 | +2.0 |
| ブロンズ | 7.0 | 528 | 6.0 | 268 | +1.0 |
| シルバー | 7.0 | 550 | 6.0 | 248 | +1.0 |
| ゴールド | 6.0 | 545 | 5.0 | 258 | +1.0 |
| プラチナ | 7.0 | 550 | 5.0 | 328 | +2.0 |
| エメラルド | 6.0 | 537 | 6.0 | 374 | ±0.0 |
| ダイヤモンド | 6.0 | 551 | 6.0 | 709 | ±0.0 |
| マスター以上 | 6.0 | 556 | 6.0 | 781 | ±0.0 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
差が最も大きいのは アイアン(+2.0) で、エメラルド以上は同じ値になる。キルの中央値も KR のほうが多いか同じ(差 ±0.0〜+1.5)で、キルとデスが両方増えている。つまり、1試合に起きるキルの総数が多い、という読み方になる。
ロール別に見ると、アイアンでは ADC の差がとくに大きい。
| ロール | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| トップ | 8.0 | 87 | 5.0 | 99 | +3.0 |
| ジャングル | 8.0 | 116 | 6.0 | 89 | +2.0 |
| ミッド | 7.0 | 114 | 6.0 | 85 | +1.0 |
| ADC | 9.0 | 122 | 5.0 | 82 | +4.0 |
| サポート | 7.0 | 112 | 6.0 | 92 | +1.0 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
JP1 のアイアン ADC は中央値 5.0 デス、KR は 9.0 デス。「まず死なないこと」を最初の目標にするという初心者向けの定石は、どちらのサーバーでも変わらない。
キル関与率(KP)は、チームのキルのうち自分がキルかアシストで関与した割合。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 38.9% | 551 | 42.4% | 447 | −3.5pt |
| ブロンズ | 41.7% | 528 | 48.7% | 268 | −7.0pt |
| シルバー | 44.1% | 550 | 48.3% | 248 | −4.2pt |
| ゴールド | 44.4% | 545 | 47.4% | 258 | −3.0pt |
| プラチナ | 44.6% | 550 | 47.2% | 328 | −2.6pt |
| エメラルド | 45.5% | 537 | 48.3% | 374 | −2.8pt |
| ダイヤモンド | 47.1% | 551 | 47.9% | 709 | −0.8pt |
| マスター以上 | 50.0% | 556 | 48.7% | 781 | +1.3pt |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
キルが多いのに関与率が低い、という組み合わせは一見おかしく見える。ありうる説明は、キルが集団戦でまとめて起きるのではなく、レーンの1対1や少人数の小競り合いでばらばらに起きている、というものだ。ただしこれはデータから直接は言えない仮説で、試合の流れを見ないと確かめられない。
差が最も大きいブロンズをロール別に見ると、どのロールでも KR のほうが低い。
| ロール | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| トップ | 32.0% | 109 | 41.9% | 42 | −9.9pt |
| ジャングル | 43.8% | 103 | 50.0% | 58 | −6.2pt |
| ミッド | 39.6% | 104 | 43.3% | 54 | −3.7pt |
| ADC | 45.6% | 115 | 52.6% | 55 | −7.0pt |
| サポート | 46.2% | 97 | 53.8% | 59 | −7.6pt |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
JP1 のブロンズではサポートの KP が 53.8%、KR では 46.2%。KP の計算方法と読み方そのものは キル関与率(KP)とは?で解説している。
DPM は1分あたりの対チャンピオンダメージ。全ロールをまとめた中央値。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 614 | 551 | 536 | 447 | +78 |
| ブロンズ | 670 | 528 | 594 | 268 | +76 |
| シルバー | 699 | 550 | 639 | 248 | +60 |
| ゴールド | 690 | 545 | 621 | 258 | +69 |
| プラチナ | 731 | 550 | 687 | 328 | +44 |
| エメラルド | 740 | 537 | 684 | 374 | +56 |
| ダイヤモンド | 709 | 551 | 679 | 709 | +30 |
| マスター以上 | 689 | 556 | 711 | 781 | −22 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
ゴールド/分も同じ向きで、アイアン〜ダイヤモンドで KR のほうが +12〜+23 多く、マスター以上では +1 とほぼ同じになる。キルが多い試合はゴールドもダメージも増えるので、デス・DPM・ゴールドの3つは同じ現象の別の面と考えるのが自然だ。
DPM の読み方(総ダメージと対チャンピオンダメージの違い、ダメージシェアとの使い分け)は ダメージ量の目安・DPMの読み方を参照。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 1.75 | 551 | 1.80 | 447 | −0.05 |
| ブロンズ | 2.00 | 528 | 2.25 | 268 | −0.25 |
| シルバー | 2.21 | 550 | 2.33 | 248 | −0.12 |
| ゴールド | 2.13 | 545 | 2.29 | 258 | −0.16 |
| プラチナ | 2.25 | 550 | 2.33 | 328 | −0.08 |
| エメラルド | 2.29 | 537 | 2.50 | 374 | −0.21 |
| ダイヤモンド | 2.29 | 551 | 2.50 | 709 | −0.21 |
| マスター以上 | 2.75 | 556 | 2.33 | 781 | +0.42 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
KDA は(キル+アシスト)÷デスなので、デスが増えればその分下がる。マスター以上で KR の KDA が高いのは、デスが同じ(6.0 対 6.0)ままアシストが多い(8.0 対 7.0)からだ。KDA の計算と目安は KDAとは?計算方法と「良いKDA」の目安にまとめている。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 5.13 | 551 | 5.47 | 447 | −0.34 |
| ブロンズ | 6.01 | 528 | 6.05 | 268 | −0.04 |
| シルバー | 6.11 | 550 | 6.34 | 248 | −0.23 |
| ゴールド | 6.35 | 545 | 6.49 | 258 | −0.14 |
| プラチナ | 6.65 | 550 | 6.59 | 328 | +0.06 |
| エメラルド | 6.88 | 537 | 6.91 | 374 | −0.03 |
| ダイヤモンド | 6.97 | 551 | 6.85 | 709 | +0.12 |
| マスター以上 | 7.09 | 556 | 7.12 | 781 | −0.03 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
アイアンだけ KR のほうが −0.34 と低く、ブロンズ以上は差が小さい。「韓国はファームが上手い」という印象は、同じティア名で比べる限りデータには現れない。
| ティア | KR(韓国) | n | JP1(日本) | n | 差(KR−JP1) |
|---|---|---|---|---|---|
| アイアン | 0.71 | 551 | 0.82 | 447 | −0.11 |
| ブロンズ | 0.83 | 528 | 0.81 | 268 | +0.02 |
| シルバー | 0.85 | 550 | 0.83 | 248 | +0.02 |
| ゴールド | 0.92 | 545 | 0.91 | 258 | +0.01 |
| プラチナ | 0.90 | 550 | 0.91 | 328 | −0.01 |
| エメラルド | 0.92 | 537 | 0.88 | 374 | +0.04 |
| ダイヤモンド | 0.90 | 551 | 0.93 | 709 | −0.03 |
| マスター以上 | 1.07 | 556 | 0.96 | 781 | +0.11 |
KR: n=4,357試合(4,368人分、シード本人のみ帰属)/JP1: n=640試合(3,413人分、参加者全員を帰属)・パッチ 16.20・2026年10月20日取得・ソロランク・20分以上の試合・中央値
視界も同様で、マスター以上だけ KR が +0.11 高い。サポートに絞ると、マスター以上の中央値は KR 3.35 対 JP1 3.00。ロール別の目安は ビジョンスコアの目安で扱っている。
マスター以上では、KR のほうがデスが同じでアシストと KP が多く、DPM は低く、視界とコントロールワード購入数(3.0 対 2.0)が多い。試合がより集団戦寄りで、視界に投資して整った形で戦っている、という解釈が自然だが、これも仮説にとどまる。
もうひとつ、母集団の違いがある。取得時点のラダーでは JP1 のマスターは 3,039人だったのに対し、KR のマスターは API の上限である 10,000人を超えていて、同じ「マスター以上」でも KR のほうがはるかに層が厚い。ここは「同じティア名でも意味が違う」代表例だ。
基本は自分のサーバーの中央値と比べればいい。日本サーバーで遊んでいるなら、ティア別・ロール別の目安は ランク帯別の目標スタッツにまとめている。
KR の数字が役に立つのは、「自分の試合が荒れている」と感じるときだ。デスも DPM も多い試合は KR の低〜中ティアでは標準で、そのときに KP が下がっていないかを見る、という使い方ができる。
LoL2LLM で試合を JSON にして、AI に両方の基準で見てもらうこともできる。
この試合データを、ゴールド帯の中央値と比べてください。基準は2つあります。KR(デス 6.0、キル関与率 44.4%、DPM 690)と JP1(デス 5.0、キル関与率 47.4%、DPM 621)です。どちらの基準でも共通して弱い指標を1つだけ挙げて、次の試合で直すことを1つ提案してください。
CS/分と視界スコア/分はほぼ同じですが、デス・DPM・キル関与率は違います。KR ソロランク(パッチ 16.20、n=4,357試合)とJP1 ソロランク(パッチ 16.20、n=640試合)の全ロール中央値では、デスはアイアン 8.0 対 6.0、ブロンズ 7.0 対 6.0、シルバー 7.0 対 6.0、ゴールド 6.0 対 5.0、プラチナ 7.0 対 5.0(KR 対 JP1)とアイアン〜プラチナで KR のほうが多く、キル関与率はブロンズ〜エメラルドで KR が −7.0pt〜−2.6pt 低く、DPM はアイアン〜エメラルドで KR が +44〜+78 高い値でした。
分かりません。この比較は同じティア名のプレイヤーが試合の中でどう振る舞っているかの差で、ティア名が同じでも実力の絶対水準が同じとは限りません。実際、取得時点のラダーでは JP1 のマスターは 3,039人、KR のマスターは API 上限の 10,000人を超えており、同じ「マスター以上」でも母集団がまったく違います。
Riot 公式 API(Match-v5)から、パッチ 16.20 のランクソロで 20 分以上の試合を 4,357 試合取得しました。KR はラダーが巨大なため、各ティアから抽出したシード本人の行だけを本人のティアに帰属する方法(4,368 人分、1,008 人)で集計しています。JP1(640 試合、参加者全員を帰属、2,551 人)とは帰属方法が違う点に注意してください。集計スクリプトと条件は記事中に明記しています。
基本は自分のサーバーの、同じロール・同じティアの中央値と比べてください。KR の値は「デスも DPM も多い荒れた試合」での基準として参考になります。1試合の数字は四分位の幅(個人差)のほうが地域差よりずっと大きいので、10試合くらいの平均で見るのが現実的です。
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