読了時間 約7分
ChatGPTやClaudeのLoL分析で起こりやすい誤りを5つに整理。パッチ差、ランク基準、ビルド評価、KDA偏重、因果の取り違えを防ぐ聞き方を紹介します。

CHAMPION LENS
オーロラ
シャコ
ティーモ
スモルダー
ブライアーAIによる振り返りは便利ですが、質問の範囲が広すぎると、もっともらしい一般論が混ざりやすくなります。 特にLoLでは、パッチ、ランク帯、チーム構成といった前提が欠けるだけで、同じプレイでも評価が変わります。 ここでは起こりやすい5つのズレと、回答を試合データに近づけるための聞き方をまとめます。
LLMが参照できる情報の時点や検索機能は、使うサービスや設定によって異なります。 一方、LoLは短い周期で調整されるため、現行メタ・最新ティアリスト・直近のバランス変更については、回答の根拠と対象パッチを確認する必要があります。 「今のパッチでこのADCは強いか」と聞く場合は、公式パッチノートなどの最新情報も一緒に渡すと安全です。
回避策:パッチ依存の質問は op.gg / u.gg / ProBuilds に任せ、AI には「この試合の中で何が起こったか」を聞く。 試合 JSON 内に閉じた質問なら、メタ知識の古さは問題にならない。
AI は学習データに大量のプロ試合解説・コーチング動画文字起こしが含まれているため、何も指定しないと「LCK/LCS のプロが目指す動き」を基準にする。 ゴールド帯で「敵ジャングルのスポーンタイマーから逆算して 6 分にカウンターガンクを準備」と言われても、実行不可能。
回避策:自分のランクとロールを明示する。
私はゴールド III のジャングル専。プロレベルの動きではなく、ゴールド帯で再現可能な改善案だけ提示してください。
AIは標準的なビルドから外れたアイテムを、チーム構成を見ずに「不要だった」と評価することがある。 だが実際には、対面構成によって最適ビルドが変わるのが LoL の本質。 相手のチームが AP 多めなら魔法防御アイテムが先のほうが正しい、ということもある。
回避策:ビルド評価を頼むときは 敵チーム構成も伝え、その文脈での評価を要求。
標準ビルドではなく、敵チーム構成({敵 5 人のチャンピオン})に対する最適性の観点でビルドを評価してください。
KDA は最も目立つ数字なので、AI は無意識にここに重みを置きやすい。 特にデフォルト「コーチ」ペルソナでは、KDA が良ければ「集団戦の貢献も良かった」と推測しがち。
回避策:KDA を意図的に外させる。
KDA は無視して、ダメージシェア・ビジョンスコア・対面との CS 差・オブジェクト関与の 4 指標だけで集団戦・マクロ評価をしてください。
コーチペルソナは「励ます」方向に最適化されているため、本当に問題があるプレイでも「全体としては良かった」「次は上手くいきます」と緩めてしまうことがある。 自己肯定感のリセット用には便利だが、上達には逆効果。
回避策:辛口ペルソナを使うか、コーチペルソナに次の 1 行を足す。
励ましの言葉は不要です。具体的なミスと改善点だけを述べてください。私は感情ではなく事実を求めています。
AI はメジャーチャンピオン同士のマッチアップは詳しいが、マイナーチャンピオン(イラオイ vs ナフィリ など、メタから外れた組み合わせ)の細かい挙動は曖昧なことがある。 「序盤強い」「中盤勝つ」程度の粒度で答え、特定スキルの相互作用までは踏み込めない。
回避策:マッチアップ詳細は matchup.lol や Mobalytics などの専門ツールに任せ、AI には「この試合 JSON の中で起こったこと」だけ聞く。
AI コーチは強力だが、答えを盲信するべきではない。 「JSON 内の事実から導かれた結論」と「AI の事前知識からの推測」を区別すると、信頼度の高い情報だけを抽出できる。 疑わしい指摘は op.gg や Mobalytics で裏取りする。 このサイクルが回ると、AI は「あなたの専属コーチ」というより「即時応答する非常に有能なリサーチアシスタント」として機能する。
AhriChatGPTやClaudeに試合データを正しく渡し、次の1試合で試せる改善点を引き出す手順を解説。JSONの用意から、ロール別プロンプト、回答の確かめ方までまとめます。
OriannaLoL2LLM が出力する JSON のフィールド構造と、なぜそのフィールドを含めているのかを解説。AI に何を渡しているかを理解すると、プロンプトの精度が上がる。
Jhinコーチ、辛口、ポジティブ、実況、データ分析の5モードを目的別に使い分け、試合固有の回答へ絞り込む追記方法を紹介します。